五條 源兵衛」の紹介をします。 内容としては「古民家町家日本料理レストラン」というようなもので、五條の新町通りにあり、五條の活性化に取り組んでおられるNPO団体「大和社中」が運営されています。 あまり、いいところでいただいた事が無いので、日本料理の勉強にもなります。 一方通行の新町通りに入り、少し行くと、左側に大きな駐車場があります。 これだけ広いと安心! 駐車場から少し先の右側に「源兵衛」があります。 ついつい興奮していて、道路から見た外観を撮るの忘れてました。 上の写真はエントランス。 センサーでも付いているのか、係員の方が丁寧に迎えてくれました。 この写真は入口から逆にエントランスを眺めたものです。 下の写真は店内。 この古民家、吉川さんというお方の家だったそうですが、それにしても立派。 NPO法人というのを、もひとつ理解していないのですが、このNPO団体が、手を入れ、こんな立派なレストランを開くことが出来る資金調達はどうなっているのか興味あります。 私たちが座っているテーブル以外にも和室があるようですが覗くのを忘れてました。 又、2階もあり、そこでは色々な催し物が開かれるとか。 以前にも書きましたが、こういうところを満喫するのは女性達! この日も男性は私と兄貴だけ、普段、連れて行って貰えない私どもは、嬉しそうに、珍しそうに写真撮影に勢を出し、嫁さん達はどっしりと座ってました。 メニューは季節、月によって替わるそうですが、私どもがいただいた如月(2月)のお品書きを紹介します。 最初に食前酢として金柑湯と先付料理として稲荷和えが出され、次に「向付」として大和芋のすったようなものをいただきました。 「先付」や「向付」という言葉、初めて知りました。 「向付」というのは二番目ぐらいに出す料理で、客の向こう側に置くことから由来しており、「先付」や「向付」は中国語の「前菜」にあたるようなものです。 その後、朝採れ野菜の天麩羅ですが、その中にあったコンニャクの天麩羅、このコンニャクは天辻「金剛」さんがつくられたものです。 上の写真の「菓子」は一番最後に出されたもの。 これがメインになるのですが、「山鯨」という言葉も初めて知りました。 仏教伝来以降、肉食禁忌の世界でしたが、江戸時代後期にもなると「薬喰い」と言って、病人の養正や体力・気力の回復にお肉を食べるようになりました。 でも、堂々と食べるわけにはいかず、猪の肉などを「山鯨」という隠語で呼んでいたようです。 「これは鯨であるからして獣ではなし、苦しゅうない」 上の写真の料理表示で「八寸」という表現がありますが、知ってますか~? 8寸、つまり24センチ強の正方形の杉のお盆に載せたメイン料理といいますが、メインの酒の肴のことを指します。 ここでは枡の左端の色々盛られている料理の事を指しています。 日本料理の知識、何も知りませんでしたが、勉強になりました。 なんせ、「古代米」を「古米」と間違えて呼んでしまい、貧乏人は嫌だと笑われたぐらいですから~! 色々な所へ食べに行っている嫁さんの感想! 「料理といい、雰囲気といい、こんないいところ久し振り 、これなら毎月来たい」とのこと! 本当に良かった! 帰りには、料理長自ら送っていただき、恐縮! 最後に行かれる方の参考の為に昼と夜のメニューを載せておきます。 定休日は火曜日、ランチは11:30~13:30、ディナーは17:00~20:30。 問い合わせ・予約は0747-23-5566。 上は昼の献立、私共が食べたのは「お弁当コース」 下は夜の献立 |